アカガイ- フネガイ科 -

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アカガイ写真1
分布
アカガイは国内においては北海道の南部あたりから南は九州にまで分布しています。
また、海外においては朝鮮半島に生息している事が確認されています。
珍しさ
★★☆☆☆
アカガイ写真2
その他の名称
赤貝
学名:[Anadara broughtonii]
大きさ
殻長:約110mm
特徴
アカガイは内湾の潮間帯辺りの水深5m~50m程度の海底の砂地や泥底に生息している二枚貝で、寿司ネタなどとしても使われている事から食用貝として広く知られている美味しい貝です。また、アカガイの名前の由来は肉が赤みを帯びている事にあると言われています。

アカガイの貝殻の表面にはくっきりとした放射状の肋が見られますが、これはアカガイや近似種の貝に共通して見られる特徴のひとつで、アカガイはこの肋の数が36~42本程度と決まっています。また、同じフネガイ科のサルボウガイはこの肋の数が約32本であり、このように種類によって肋の数が異なっている為、種を特定する為のひとつの判断材料となっています。
また、生きている時のアカガイの貝殻は濃い褐色の外皮に覆われている事から濃い色の貝のように見えますが、死んで外皮が取れると上の写真のような本来の白い色をした貝殻が姿をあらわします。

尚、近年、都市近郊ではアカガイの数が激減している為、国産のアカガイは高級品になりつつあるようです。