スダレガイ- マルスダレガイ科 -

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分布
スダレガイは本州の房総半島よりも南の地域や四国、九州などに分布しているとされていますが、北海道南部よりも南の地域には生息しているという情報もあります。
海外においては朝鮮半島や中国などに分布しています。
珍しさ
★★☆☆☆
貝殻の価格
市場価格で40円前後
その他の名称
スダレ貝
学名:[Paphia lischkei]
大きさ
殻長:約85mm
特徴
スダレガイは水深10~50m程度の深さの海の砂底に住む二枚貝で、貝殻の表面に四角いうねが強くでている事が大きな特徴となっています。また、食用貝として市場に出回る事はあまりありませんが、一部では食用として食べられている地域もあるようです。
また、関東になどで出回っているアケガイの殆どは実はスダレガイだという情報もあります。

スダレガイの貝殻は長めの楕円形で肉眼でも分かるほどの幅がある輪肋の間には細かい模様が見られ、輪肋の上には殻頂から伸びた暗色の大きな模様が入っています。
また、動物体の部分の足が鮮やかなオレンジ色をしている事もスダレガイの特徴のひとつとして知られています。

スダレガイの貝殻は海岸にうち上げられている事も多く、ビーチコーミングなどで拾う機会も多い貝ですが、漁師が使う漁網で得られる事の方が多いと言われています。