シンセイダカラ- タカラガイ科 -

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シンセイダカラの写真
分布
東南アジアのマレーシアやフィリピン、ソロモン諸島、オーストラリア北部などに分布しています。
珍しさ
★★★★★
貝殻の価格
市場価格で30,000~40,000円
その他の名称
神聖宝、シンセイダカラガイ
英名:[Prince Cowry]
学名:[Cypraea valentian]
大きさ
殻高:約85mm
特徴
シンセイダカラは「オオサマダカラ」「サラサダカラ」と並んで賞される世界三名宝の一つで特に大型の貝殻は高値で取引されている事で知られています。また、他のタカラガイ科の貝と同様に単に「シンセイダカラ」と呼ぶ場合と「シンセイダカラガイ」と呼ぶ場合があります。
世界三名宝に「リュウグウダカラ」「ナンヨウダカラ」を加えて世界五名宝と呼ぶ事もありますが、ナンヨウダカラに関しては今は新たに生息地が見つかるなどしてそれほど珍しくない種類になってきているようです。

シンセイダカラは主に水深15~80m程度の岩礁に生息しており、貝殻の背面には褐色の斑紋が背の部分の全体に見られます。また、ふくらみが強い事もシンセイダカラの特徴でその影響でかなり丸っこい形をしています。

シンセイダカラは1960年代には世界に6個しか確認されていなかったともいわれており、その価値も今よりも遥かに高かったようです。
シンセイダカラは漢字で「神聖宝」と書きますがその名前の由来はフィリピンの敬虔なキリスト教徒が「良い貝殻が採集できたなら教会を建てます」と毎日、祈り続けた所、彼が雇っていた採集人が運良くこの貝を見つけ、教会を建てたという逸話からその名がついたと言われています。