サザエ- リュウテンサザエ科 -

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サザエ写真1
分布
サザエは国内では北海道南部から南の広い地域に分布しています。
海外においては朝鮮半島の南部に生息しており、世界的に見ても他の地域では見る事ができないとされています。
珍しさ
★★☆☆☆
サザエ写真2
その他の名称
栄螺、拳螺
英名:[Horned Turban]
学名:[Turbo cornutus]
大きさ
殻長:約100mm
特徴
サザエは食用の貝として広く知られている貝で、同じサザエでも貝殻に棘状の突起のあるものとないものとがあります。また、サザエは潮間帯から水深50m程度の岩礁に住んでいますが、主な餌が海藻である事から、海藻が多い岩礁に多く見られます。

サザエの貝殻の表面に見られる棘が形成されるには約15日を要し、波の緩やかな所で育つと出ないとされています。また、餌である海藻によって貝殻の表面の色に違いがでると言われていて、白っぽい色をした貝殻の蓋の部分にはざらざらとした隆起があります。
表面に突起のない「角なしサザエ」は地域によっては全く見る事ができない為、あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、突起のあるサザエでも内海などの波の穏やかな場所に移すと突起がでなくなると言われています。

尚、昔の人はサザエに突起があったり、なかったりする事を不思議に思ったらしく、その説明する話として「弘法大使がサザエを踏んで怪我をしたので法力で突起を取ってしまった」などの言い伝えが残っています。