ネコガイ- タマガイ科 -

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写真1
分布
ネコガイは太平洋側では千葉県の房総半島以南の海に生息し、日本海側では男鹿半島よりも南の地域の海に生息しています。
また、海外ではインドの東側の海や東南アジア地域に広く分布しています。
珍しさ
★★★★☆
写真2
その他の名称
英名:[Papilla Moon]
学名:[Eunaticina papilla]
大きさ
殻高:約30mm
特徴
ネコガイは潮間帯から水深20m程度の浅い海の砂底に生息している巻貝で、上記の写真のように貝殻の色は白色ですが、生きている時の貝殻は黄色っぽい色の殻皮で全体が覆われている為、黄色っぽく見えます。

ネコガイの貝殻は硬さはありますが重量は軽く、螺塔が低く小さい事に対して体層は洋ナシ型で大きい。また、螺党以外の部分の表面には40~60本の螺溝(らこう)と呼ばれている狭い溝が規則的に並んでいます。
貝殻が大きくなる際に残る成長線が溝と交差している部分もところどころ見られ、臍孔の部分は溝の間隔が不規則になっています。
また、貝殻の入り口を塞ぐ蓋の部分は角質で形成されていて薄くなってる事も特徴のひとつです。

ネコガイは貝殻が砂浜に打ちあがる事もありますが、そのようなケースでは殻皮が取れて白っぽくなっているのが通常です。