イシガイ- イシガイ科 -

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イシガイ写真1
分布
イシガイは本州、四国、九州の河川など淡水域に生息しています。
珍しさ
★☆☆☆☆
イシガイ写真2
その他の名称
石貝
学名:[Unio douglasiae]
大きさ
殻長:約60mm
特徴
イシガイは淡水性の二枚貝で基本的には河川の中流域にあたる、いわゆるオイカワ区の砂や小石のある底に生息している貝ですが、河川の他にも湖や沼などでも生息が確認されています。

イシガイの貝殻はやや長い楕円形で殻頂部には折線のような肋が見られます。殻には厚みがありますがフチの部分はナイフの刃のように薄くなっています。

イシガイの幼生はグロキジュウムと言い、この幼生は水温が高くなると放出され、魚の表面に付着して運ばれます。また、イシガイの幼生は魚に付着している間は成長しないという特徴があります。

尚、イシガイは一般的には食用貝とはされていませんが、琵琶湖の周辺では佃煮にされて食用の貝として販売されています。
また、イシガイと言う名前で販売されているものの中にはここで紹介している「Unio douglasiae」ではなく、他のイシガイ科の貝も混じっている事がありますが、そもそも日本に生息しているイシガイ科の貝はどれもよく似ており、専門家などでなければ見分けがつかないほどなのでイシガイ科の貝は全て単に「イシガイ」と呼ばれている事も多いようです。