トンガリササノハガイ- イシガイ科 -

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トンガリササノハガイ写真1
分布
トンガリササノハガイは国内の本州、四国、九州など、北海道と沖縄以外の地域に分布しています。
海外では中国大陸や朝鮮半島で生息が確認されています。
珍しさ
★★★★☆
トンガリササノハガイ写真2
その他の名称
尖り笹の葉貝
学名:[Lanceolaria grayana]
大きさ
殻長:約70mm
特徴
トンガリササノハガイは主に河川に生息している二枚貝で、その他の生息地としては池や沼などの淡水域があげられます。名前の通り、日本に生息している他の淡水貝にはあまり見られない笹の葉のように細長くてユニークな形状をしています。

トンガリササノハガイの貝殻は厚みがなく、前方よりも後方の方が細まっていて後端はやや尖っています。色は基本的には濃い褐色ですが一部、白っぽい色をしている事が多い。
また、幼い時は成長した個体のような細長い形状ではなく三角形に近い形をしています。

トンガリササノハガイは水温が高くなる春から夏にかけての季節が繁殖期で、その時期になると複数回、幼生を放出します。
その後、魚に付着しますが魚に付着している間は成長しないとされています。

尚、以前は琵琶湖に住むササノハガイを別種としていましたが、現在では両種をハッキリと分けるような大きな差異はないという理由で同種として扱われています。