潮干狩りのコツ
この頁では潮干狩りのコツについてご紹介しています。

アサリ貝
潮干狩りを上手に効率的に行うにはまず潮干狩りで最もとるのが容易なアサリ貝が住んでいる場所を知る必要があります。
アサリの住みか

上記の画像のように干潟は沖に向かうほどなだらかな傾斜がついていますが、その傾斜の中に波の作用によって出来た少しだけ膨らんだコブのようなものがあります。
このコブの手前側は引き潮で水の流れがぶつかる為、アサリの餌となるプランクトンが集まりやすいとされ、アサリもプランクトンと同じように上記の画像でいう所のアサリのマークがついている辺りの場所に集まる傾向があります。
また、海岸によっては海岸線に沿って潮の流れが横方向に流れているケースもありますが、このような海岸は垂直方向にコブができているので、この場合もコブに沿って潮の流れの奥側にアサリが多く潜んでいる可能性が高いと言えます。

海水が引いた後にアサリが水管を出していたような小さな穴が沢山あった場合もその下に多くのアサリが潜んでいると思われますので掘ってみる価値のある狙い目ポイントです。

シオフキガイやバカガイ
シオフキガイバカガイの住んでいる場所も基本的にはアサリとほぼ同じだと言われています。
バカガイ(アオヤギ)は美味しい貝として知られていますが、シオフキガイは食べにくく、それ程美味しい貝でもないので食用として持ち帰る人はあまりいないようです。
また、これらの貝はアサリよりも貝殻が脆い為、熊手で貝殻を割ってしまわないように注意する必要があります。

カガミガイ
カガミガイは貝塚などからも出土している昔から食用として親しまれてきた美味しい貝でアサリよりも大きくて重く、貝殻の形が丸くて全体的に白っぽい色をしている事などが大きな特徴です。
カガミガイの住んでいる場所はアサリよりも深く、数十mの深さまで生息していると言われていますが、潮干狩りでカガミガイを狙う場合は砂地の表面から20~30cm位の深さに生息している個体を狙う事になります。
また、カガミガイは仲間同士で集まって生活するという習性がある為、一個見つかった場合はその周辺を探してみると良いとされています。

マテガイ
マテガイは昔から住みかのとなっている穴の中に塩を入れると飛び出してくる事で知られている細長い二枚貝で、貝を掘り返すのではなく、この習性を利用した捕獲方法が一般的です。
マテガイが住んでいると思われる大きな穴を見つけた場合も穴が完全に海水に浸かっているものを選んで塩を入れた方が効率が良いとされており、上手くいけば数秒から数十秒でマテガイが穴から飛び出してきます。
マテガイを獲る場合は穴に流し込みやすいタイプの容器に塩を入れて持って行くとそのまま流し込む事ができるので便利です。