ホンビノスガイ- マルスダレガイ科 -

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ホンビノスガイ写真1
分布
ホンビノスガイは国内においては東京などの関東地方付近の地域に分布しています。
海外では北アメリカ大陸のカナダおよびアメリカに生息しています。
珍しさ
★★☆☆☆
その他の名称
本美之主貝
英名:[Hard clam]
学名:[Mercenaria mercenaria]
大きさ
殻長:約80mm
特徴
ホンビノスガイは潮間帯~水深5m程度の浅い内湾の砂泥地などに住む二枚貝で、元々はアメリカ合衆国の東海岸などに主に生息する種類の貝でしたが、1998年頃から日本での生息が多く確認されるようになり、特に東京湾では食用として水揚げされる程、野生の環境下における国内での繁殖が進んでいます。

ホンビノスガイの貝殻は大きいものだと10cmにもなり、表面には同心円状の肋が見られ、肋に沿って細かい凹凸があります。また、生息環境によって貝殻は様々な色をした個体となり、上記の写真のような褐色のものの他、白色のものや灰色または黒っぽい色をしたものまで存在しています。

ホンビノスガイは元々の生息地であった北アメリカでは食用貝として親しまれ、美味しい貝として知られています。現在では日本でも食用貝として食べられるようになり、酒蒸しや直焼きにするなどの調理法が広まっています。その他にもアメリカの料理であるクラムチャウダーやワイン蒸しなどの材料にする事もあるようです。
また、その味わいは同じマルスダレガイ科に属するハマグリに近いとも言われています。

尚、ホンビノスガイは英名では大きくなるにつれて名前が変わっていく種類ですが、日本では大きさに関係なく「ホンビノス貝」と呼ばれています。
2006年には507歳と推定されたホンビノスガイが発見され、世界一長寿の動物として話題を集めました。