アオイガイ- ニシキウズガイ科 -

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アオイガイ写真1
分布
全世界の温帯、熱帯域などの暖かい海に生息しています。
珍しさ
★★★☆☆
貝殻の価格
市場価格で500~1000円。
アオイガイ写真2
その他の名称
カイダコ
英名:[paper nautilus]
学名:[Argonauta argo]
大きさ
殻幅:約120mm
特徴
アオイガイは雄は殻を持たず、雌のみが殻を持っているという大きな特徴があります。また、この雌の殻も卵を育てる為に自らで作り上げるものだと言われており、かなり特殊な生態を持った貝類です。
分類上は貝類であるアオイガイですが、イカ・タコなどの仲間でもある為、別名である「カイダコ」の名前で呼ばれる事も多いようです。

アオイガイの雌は膜状の第一腕から石灰質を分泌して貝殻を作るとされています。その貝殻は薄く、半透明です。
アオイガイの雄は殻を持たない事以外にも、雌とは大きさの面で大きく異なり、1.5cm程度にしかならない為、同じ種類の貝とは思えないほど、雌雄で全く印象の異なる生き物だと言えます。

尚、海で見るアオイガイは同じ頭足類のオウムガイなどと同じく、海を浮遊して生活しています。これらの貝を見た事が無い人は浮遊している貝に不思議な印象を持つことでしょう。
また、アオイガイの貝殻は暖流の影響が強い時期に海岸に流されてくる為、海岸で見かける事もあるようです。